【学習資料】建設業者のアスベスト被害の補償・救済を進めよう

働くもののいのちと健康を守る全国センター副理事長

九州社会医学研究所名誉所長

医師 田村 昭彦

はじめに

私は「働くもののいのちと健康を守る全国センター(いの健)」副理事長で、九州社会医学研究所の名誉所長も務めています。

「いの健」は1989年に設立され、働く人々の「健康障害と災害・疾病の防止」「安全衛生の確保と完全な補償の実現」「いのちと健康を守る事業を通じて、人間が尊重され、安心して働ける職場・社会の建設に寄与すること」を目的に掲げています。

労働者にとどまらず、中小自営業者や農漁民を含む、全ての働く人々の健康を守る組織として、多くの団体・個人から多大なご支援・ご協力を得てきました。

2005年以降、アスベストによる健康被害が大きくクローズアップされてきました。アスベストの多くは、建材として使用されたため、被害者の過半数は大工や内装工、電工、左官、配管工、塗装工などの建設作業者です。

建設業は、重層下請け構造の下、多くの自営業者、家族従業員が働いています。その中に、アスベストによる健康被害を受けている方もおられるのではないでしょうか。

こうした被害に遭われた方は、ぜひ「建設アスベスト被害の補償・給付制度」を活用していただきたいと思います。

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